2005/04/07 我が家、三年目の春の章
リニューアル後、アクセスが増えて嬉しく思っています。これからもご愛読、よろしくお願いします。
新居での生活も早いもので3年目になりました。今回は、昨年の太陽光発電データについてと、今年の1月より測定し始めた室内外の気温と湿度の経過報告について書きたいと思います。
まずは、太陽光発電データ分析です。今回も解かりやすいようにグラフにしてみました。太陽光発電量で青が自宅の使用量、赤が東電への売電量で、そのトータルが太陽光発電量です。
発電量は8月が最大。暑い太陽がギラギラした夏が思い出されます。自宅使用量も8月が最も多く、9月には急激に少なくなっています。エアコンの無い我が家なのになぜ?はい、それは夏休みに子供達が家にいてテレビやゲームがフル稼働していたからだと思います。子供たちが過ごす3階の屋根裏部屋も、屋根断熱と土壁の働きと、効率の良い通風で結構涼しいんです(エアコンが無くても部屋で遊んじゃうわけですね。ちょっとは外で遊べよな…)。そして、2月は雪の日、5・6・7月は雨の日が多かったからでしょう、日中の照明などで自宅使用量が増えています。
次は室内外の気温と湿度。今年の1月から測定を始めました。測定場所はバルコニーの屋外と、バルコニーに隣接する物置の屋内です。物置は周囲が土壁で普段殆んど閉めたままで開けるのは検温の時くらいです。したがって土壁の効果が顕著に表れると思いこの部屋にしました。
測定を始めてまだ3ヶ月ですが、グラフで解かるように外部の温湿度は天候に左右されています。雨の日は気温が低く湿度が高いです。晴れた日は朝の気温が低く、日中は急激に上がり、湿度は逆に朝高く日中低くなります。しかし、屋内は温湿度ともにほぼ一定で、気温は朝より日中がやや上りますが、それでも、その温度差はほぼ一定に推移。日々の急激な寒暖には左右されず、徐々に暖かくなっていくのがデータに表れています。湿度も同様で、毎日朝昼ともに40~50%を推移しています。外気では朝70%台もあった湿度が日中は30%台になる事はよくあるのですが、そんな日も屋内では殆んど変わりませんでした。まさに、土壁効果です。結果として、私たち家族が「我が家は結構あったかいな!」と感じていた実感が、データでも実証出来たと思います。もっとも居室の窓にはペアガラスを使用し、開口面積も大きく取ってありますので、物置の単板ガラスの小さな開口よりは、もう少し居室の方が暖かかったはずです。土壁と採光(集熱)の相乗効果ですね。
土壁の宣伝広報担当(と勝手に名乗ります)としては、嬉しい測定結果。今後も測定を行い、3ヶ月毎くらいには報告したいと思います。