基礎を造るために地盤を掘ることを根伐といいます。基礎の形状により※布基礎の場合、布掘り、※ベタ基礎は総掘り等とありますが、我が家では、ベタ基礎で立上り部分の※地中梁を掘り下げているため布掘りと総掘りを併用して行いました。根伐の注意点として、一般的には、必要以上に掘らない事、土質のチェック等があげられます。土質によって地耐力がある程度推測でき、耐力のある地層では掘り過ぎて埋め戻すことにより、地耐力が落ちてしまう危険性があります。

※布基礎：土台に平行に連続して設ける逆Ｔ字形をしたごく一般的な基礎です。

※ベタ基礎：最近良く使われる基礎で、建物全体をベタ状にコンクリートを打ち込むので防湿性に優れ、地盤との接地面積が最も大きいため、地盤の弱い場所等に有効です。

※地中梁：字のごとく地面の中にある基礎梁です。布基礎もベタ基礎でも、基礎の底版から垂直に立上っている基礎が、地中梁の役目をしています。したがって、立上り部分は連続している方がベストです。（我が家では、地中梁の高さが立上り部分だけでは足りないため掘り下げています。）