自宅造り日記 −−新生活篇−−
自宅造り日記 −−新生活篇−−
2003/01/15 新生活・冬の章1
入居後なかなか荷物整理も捗りませんが、木製建具もほぼ入りましたので落ち着いて整理しようと思っています。生活の方もだいぶ落ち着きました。囲炉裏を囲んでの家族団らん、餅や魚を焼いたり鍋をつついたりしながら会話も弾み、ついついお酒も進んでしまい、夕食の時間が長くなってしまいます。会話といっても大したことを話しているわけではないんです。スルメや餅を焼きながら オッ 丸まってきた!膨らんできた!などと、子供が小さいせいもありますが、他愛のないことで楽しんでいます。家族のふれあいには、囲炉裏はいいですよ。
ところで、リビングが吹き抜けですがファンヒーターと囲炉裏でかなり暖かいです。土壁はやっぱりあったかい!障子のせいもあるかも知れませんが、窓もほとんど結露しませんし。妻からは障子紙を張り替えなくてもいい素材(ワーロン、アクリル製)にしない?と勧められたのですが、ちょっと大変だけど和紙にしようと決めて正解でした。囲炉裏で沸いてる湯気を壁、木、紙が吸ってくれて室内環境を維持しているんです。シックハウスなどが問題になっている高気密高断熱住宅ではそういう訳にはいきません。日本古来からの工法は、いつの時代になっても日本の暮らしには一番合っています。伝統に、価値あり。伝えられ、受け継がれてきたものには、やはりそれだけの理由があるのです。我が家ではカビやシックハウスの心配もなく、木と土の香りの中で快適に過ごしております。そんな「新生活・冬の章1」です。