2005/07/22 我が家の土壁効果、経過報告
暑中お見舞い申し上げます。
梅雨も明け毎日暑い日が続いていますが、皆様は如何お過ごしでしょうか?私は、あきる野の大悲願寺観音堂修理工事の復原調査に追われ(いずれ修理報告書発行後旅日記に書きたいと思います)、また、富岡製糸場の調査などと目まぐるしく忙しい毎日で、もうかなり夏バテぎみです。
さて今回は、今年の1月より始めた室内外の気温と湿度の、4月から6月の経過報告を書きたいと思います。
測定場所は前回同様バルコニーの屋外とバルコニーに隣接する物置の屋内です。
まずはグラフの屋外のデータから見てください。4月の温度は朝と昼の寒暖の差が10度から15度あり、また天候にも左右され雨の日は気温が低いままです。湿度も日々の差が激しく、雨の日は高湿度のままです。5月も4月と同様ですが、朝の気温が徐々に高くなり寒暖の差は10度前後になっています。湿度も同様に差が激しく、雨の日はやはり高湿度。6月は梅雨になり朝と昼の寒暖の差は少ないですが、湿度は全体的に高くなっています。
次に屋内のデータです。
4月は温湿度共に多少のばらつきはありますが、朝昼の温度差は5度以内。しかし、月初と月末では10度位上昇しています。湿度も多少上下はありますが、殆んど一定の差を保っています。5月も4月同様ばらつきがあり、温度差は3度以内を推移しています。湿度も多少上下してますがほぼ一定です。しかし末頃から走り梅雨だった?のか、40%前半から徐々に40%後半に変化しています。6月に入ると温度は少しずつ上り、20度前半が下旬には20度後半になっていますが、温度差は3度以内を推移しています。湿度も同様に上昇し40%後半から月末には50%後半になっています。
以上のように屋外は温度湿度共に、天候に大きく左右され、梅雨寒の日があったり、かと思えば真夏日だったりします。しかし屋内は、季節と共に、当然温度も湿度も上昇しますが、その差はほぼ一定に推移しています。折れ線グラフを見れば一目瞭然ですね。
つまり、屋内は、土壁効果によって、外気の温湿度の影響をほとんど受けていないということ。ここまではっきりデータに出てくるとは、自分でもいささか驚きです。
さて、これから毎日のように真夏日や熱帯夜が続くのでしょうが、我が家の温湿度計はどのようなデータを出してくれるのでしょうか?楽しみな反面、仕事とはいえ、そんな快適な我が家を出て行くのは暑くてやだなーと、体力的にもまいってる中村です。