自宅造り日記 −−工事篇−−
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2002/08/01 屋根工事 ソーラーシステム
屋根には、※ガルバリュウム鋼板に太陽電池の付いた屋根材一体型のソーラーシステムを使用しています。金属屋根は軽くて加工性も良く、漏水や地震にも有効なのですが、断熱(遮熱)の点で、瓦に比べ劣ります。夏の日射取得係数は、建物全体の内、だいたい屋根が約4割、窓も4割、外壁その他で2割を受けると言われています。つまり暑さの4割は、屋根からやって来るわけで、これを防げば金属屋根でも涼しい家になるということです。
我が家では、金属屋根にするため総厚さ70mmの断熱材を敷き込み、通気層をとり日射熱の進入を抑制しています。また、ソーラーシステムの太陽電池モジュールを据え置き型でなく屋根材一体型としたのは、美観上の問題です。
この出力は3kw、この夏のような酷暑だと、憎らしいギラギラした太陽ですが、これを逆に利用しない手はないなと、あらためて思います。ソーラーも、屋根断熱もそうですが、その他にも土壁の外壁、ペアガラスの窓、断熱材を敷き込んだ床など、この家には高断熱化の工夫をさまざまに施す予定です。 一軒一軒の家から、省エネと環境保護に少しでも寄与できればと思っています。
※ガルバリュウム鋼板:溶融55%アルミニュウム亜鉛メッキ鋼板。特に耐食性に優れており、屋根、外壁、ダクトなどに用いられます。