自宅造り日記 −−工事篇−−
自宅造り日記 −−工事篇−−
2002/10/05 工事着工後、変えたこと・変わったこと
台風21号もあっさりと過ぎ去り、胸をなでおろしている今日この頃。現在の工事進捗状況は、外壁全面に耐震壁材のダイライトを張っているところで、内部では1階から2階の階段の加工取付をしています。(写真1,2)
今回の日記では、着工後の変更箇所についてお話します。建築士ではあっても、工事が進むまでは迷う部分も、実は多々ありました。また、実際に出来上がりつつある家を見ていると、「施主としての欲」も、正直、出てきます。そんなことから、変えたこと。
外観デザイン上の理由と、換気性能の向上を考え、「煙だし」状の屋根を南側に7尺5寸(2m27cm)伸ばしました。これにより、バランスのとれた屋根になりました。(写真3)
3階の非常時の消防隊進入口を、法規とデザインのすり合わせから、左側のドアから中央の窓にし大きさも右側の窓より腰高さを低くし開口を大きくしました。(写真4)
玄関ホールの吹き抜け上部に開口部を設け、採光・通風性の向上を考慮しました。これは、実際に玄関ホールに立ってみて「何か暗いな」と思ったことが直接の理由です。こんなことはこれまで設計・監理してきた経験の中では、めったになかったのですが、こうしたことからも「施主の目になって施工を見守る」ことの大切さを、あらためて学んだ気がしています。(写真5)