2002/09/22 着工4ヶ月を過ぎた我が家の新築工事
着工4ヶ月を過ぎた我が家の新築工事。
酷暑、4つの台風などで若干の遅れはあるものの、大工さん方のおかげで、着々と進行しています。
工事の進捗状況は、現在上の写真から外部、玄関ホール、2階和室、3階屋根裏収納といった状態で、全体の工程の60%程度進んだところでしょうか。詳しい状況は、もう少し内装が進行するはずの、次回にゆずるとして、今回の日記では、我が家の工事の発注方法について書きたいと思います。
我が家では通常の、工務店やビルダーとの請負契約ではなく、各工種別に直接請負契約を結ぶ、いわゆる「分離発注」(オープンシステム)を採用しています。最近の建築業界では、オープンシステムといって施主が設計・基礎・大工・屋根・設備等それぞれの業者さんと直接契約を結ぶ方式をとる動きが活発になっています。これは、工務店に全てを任せるのではなく、施主自身が自分の家造りに関わることで、より自分の意思を反映させられると共に、余分な手数料等をかけず適正な予算管理が出来ると言うメリットがあるからです。もちろん、その分施主の責任は重くなりますが、自分自身の家とより深く関わって行くわけですから、完成した時の納得や満足感も大きくなると言えるでしょう。
通常このオープンシステムでは、建築士が施主の代理人(パートナー)となり工事を監理することになります。我が家の場合は他ならぬ私が建築士ですから、私が施主兼代理人になってるのは言うまでもありません。そこで私は、加入している上野原建設組合の仲間に見積りコンペに参加して頂き、予算に見合う回答を出してくれた業者さんと一緒に家を造る形を採ることにしました。確かに任せっぱなしと違い、打合せ等の時間はかかりますが、細かな部分まで納得できる工事をして頂けますし、何より我が家を造っているという手ごたえがひしひしと感じられて、楽しい毎日です。
こうした家造りをお望みの方は、ぜひ私にご相談下さい。何しろ私は、施主経験建築士ですから(笑)。