2002/11/02 木工事完了!大工さん、お疲れ様でした
木工事が完了しました。4月25日の木材搬入から半年、長いようであっと言う間に過ぎた気がします。市川棟梁を始め大工さん達、長い間ありがとうございました。自分の描いてたイメージ通りの家が出来上がりつつあります。ほんの一部ですが、前回のスケッチと今回の写真を見比べて下さい。今後は左官、塗装、クロス等の内装工事と設備器具の取り付けとなり、いよいよ工事も大詰めです。
木工事を終えて、家の様相がはっきりと目に見えるようになると、「施主」としての感慨もひとしお。平面図から建ち上がった「実際の家」の中に立って、妻や家族との今後の話も尽きません。しかし、設計した建築士としては、感激しているだけではいけません。通常、建築士が監理している場合は、ここから施主様との塗装や内装の打合せ等、仕上りのいちばん重要な部分についての仕事が始まるわけです。特にクロス(壁紙)や内外装の塗装の色など、素人さんが小さな見本だけでは実感できない部分のアドバイスがとても大切になってきます。また、細かな汚れとか状態など、施主様が職人さんは直接話しにくいことなども、施主様の代理人として各職人さんに交渉したりと、配慮を尽くすのも、ここからの仕事です。こうした、設計から基礎・木工事、仕上げに至る部分まで、私たち建築士は施主様の立場にたって、家造りを監理していくわけです。このようなことを考えると、「宣伝」をするわけではありませんが、やはり満足と納得のゆく家造りをお望みの方には、建築士に設計監理をおまかせになることを、私は、心底からお勧めします。そのために必要な費用、つまり設計監理料は、私どもの場合、総工事費の約5%、消費税と同額です。5%の力で、あとの95%を最大限に良く使う。これが、良い家を造る、最高の知恵だと私はほんとうに思うのですが? 皆様いかがでしょうか?