旅の四十二:「2006年のあとがき」
今年も早いもので、あと残りわずかとなりました。毎日、仕事や諸活動に追われ、目まぐるしく日々が過ぎて
いき、一年があっという間に過ぎてしまいます。
だからといって、ほんとに仕事がそんなに忙しいのかと言うと、そんなことは無いんですよね!
住宅の新築も、今年のスタート時はなんとなく、いろいろ話もあって「良さそうかな?」なんて明るい兆しも
あったんですが、いざ一年たってみると最悪!
世の中は「いざなぎ景気を越えた景気の良さ」なんてニュースじゃ言っていますが、私にはまったく実感が
ありません。むしろ景気悪いんじゃねーの?って気がします。そうは言っても私の場合は、幸いなことに、
文化財保存修理の仕事や、お寺の新築などで忙しくさせていただきました。ありがたいです。
・・・だけど来年は?
あ、お伝えしていた大悲願寺観音堂ですが、工事も既に終わり、残すは報告書の執筆のみとなりました。
3月には外川家保存修理工事も完了します。お寺の工事はスパンが長いので、まだもう少しお付き合い
させて頂かなければなりませんが。
しかし、いずれにしても一般の建築がもう少しなんとかならないといけないですね!地元の工務店さんの
話しですと、リフォーム工事がまあまあ有るようです。不況や環境問題もありますから、社会的にも
これからは、物を大切にし、長く使っていこうと思うようになりつつあるのかも知れません。
我々も耐震補強など安心面でお役に立ちながら、建物を長く維持できるよう努める必要があります。
新築の物件も、今までのように25年から30年で建て替える家を造るのではなく、メンテナンスによって
50年でも100年でも使える家を造っていかなければいけないと、皆が思うようになって来ている今。
これからが私の出番かな!なんて思いつつ、今年を振り返りながら業務実績の整理をしました。
今年を振り返りながら、改めて思ったのは、来年も足元をしっかり見つめながら歩んで行けるよう
努力したいということ。暮れも押し迫り、忘年会などで体調を崩してる方もいらっしゃるかもしれません。
くれぐれもお体に気をつけて、また来年もよろしくお願いします。