2002/10/20 ディテールデザイン試行錯誤
今回の日記では、造作工事において各部位の詳細デザインで、試行錯誤しながら考え決定してきたことについてお話したいと思います。
まずは階段。1~2階の場合は手摺のデザイン! 玄関の正面に位置していますので、目隠しの壁・手摺・飾り棚・他、何をどうしようかと、スケッチを描き妻とも、かなり考えました。そして、最終的に決定したのがB案。2~3階の階段は、形状から考えました。設計では直階段だったのですがスケッチを描いたりして検討した結果廻り階段にすることにしました。手摺の透かし彫りや飾り棚のデザインその他諸々いろいろ考えましたので、これから出来ていくのがとっても楽しみな毎日です。
次に、キッチン。システムキッチンのレイアウトは既に設計段階で決めてあったのですが、機能については再度、妻の意見を最大限取り入れデザインを考えながらスケッチを描き検討しました。後は設置を待つばかり、イメージ通りのキッチンにはなる筈なんですが・・・ 今はテーブルと囲炉裏のデザインを検討中です。
事務所の玄関。こちらもお客さんをお迎えする大切な空間ですので、スケッチを描きイメージを膨らませ詳細について検討しました。生け花もしていますので(私は実は師範免許を持つ、雅号「翠峰」というお師匠さんなのです!)お花を飾れるスペースや各部位の材質なども考えました。
こうしたディテールのデザインも、家づくりにはとても重要です。自分の好みや趣味をディテールに反映させることによって、家への愛着もいっそう深まりますし、何よりメーカー住宅や既製品の没個性・画一的なデザインとは明らかに違った個性を表現することが出来ます。一般の方々でも、せめて建具だけでもオリジナリティのあるものを、予算の許す限り追求されることを私はお勧めします。具体的には、建築士に相談するのが一番の方法です。建築士さんはこうした相談が楽しく、「腕のふるいどころ」ですから歓迎されるはずです!