2009/05/20 我が家のエコ&節約事情
すこしご無沙汰をしてしまいました。
このところ、ちょっと体調を崩し、ただいま自宅にて静養中です。
年度の変わり目のこの時期は、各種団体の総会が行われ、仕事関係しかり、PTAしかりで、いろんな役を引き受けてしまっている私は、新たに役員をして頂ける方などの人探しや、それぞれの経過報告や事業計画、決算や予算書の作成など毎年大忙しです。そんなこんなのストレスがたたったのか、脳の血管に異常が見つかり、お医者さんからドクターストップがかかってしまい、家でごろごろしてるというわけなのです。でも、ただごろごろしていてもつまらないので、パソコンで自宅のいろんなデータを何の気なしに見ていましたら、新築してもう6年が経ってしまったんですね。太陽光発電など、もろもろのデータは今でも取っていますので、自然のエネルギーで何がどれだけ節約できたのかを、今回は書きたいと思います。
まずは、太陽光発電。
太陽光発電での年間発電量が、約3000~3500kwh。その内、自宅で使っているのが1000~1200kwhです。およそ、3分の1を自宅で消費し、3分の2を東京電力に売っていることになります。ちなみに、東京電力から通常に買っている電気は、年間約9000~10000kwhです。したがって、約11%~12%は太陽光発電によって自家発電し、東電から電気を買わずに節約している事になります。その節約している電気をお金に換算してみると、東京電力から買っている電気料は、6年間の間には変動がありましたが、1kwhあたり23~27円。平均をとって約25円とした場合、約25000~30000円となります。売電量は年間約2000~2400kwhですが、売る場合は買うのより1割ほど安いので約23円として、年間で約46000~55200円。これを先程の節約した自宅消費分に足すと1年間に約71000~85200円得していることになります。本来なら東電から年間約10000~11200kwhの電気料250000~280000円を支払わなければならないところ、179000~194800円で済んでいることになります。もう6年間ですから、約50万円は得したわけですが、その分貯金でもしていればなー!・・・なーんにも残っていないのが現実ですが!
さて、我が家にはもう一つ、太陽熱温水器が付いています。こちらも検証してみましょう。太陽熱温水器は、給湯器などのガス代で、どれだけ還元されているのか、検証してみます。1年間のガス使用量は、毎年約200~220立方メートル(立方メートル)です。気温が高くなる夏季7・8月のガス使用量が最小で1ヶ月7立方メートルです。気温の低い冬季1・2月のガス使用量は最大の36立方メートルです。夏季と冬季では、太陽熱のおかげで1ヶ月に30立方メートルも使う量が違うんですね!ここで計算です。太陽熱温水器の温度が上がらない1・2月を基準に計算すれば(実際には晴れた日は水温も上昇します)36立方メートルx12ヶ月で432立方メートルとなり、太陽熱温水器がない場合は1年間でこれだけ使うものと仮定できます。でも実際には、毎年約200~220立方メートルの使用量ですから、太陽熱温水器を利用することによって、ガスは約半分の量で済んでいることが解ります。
電気と同様にお金で換算します。ガス料金も電気料と同様に変動があり、その変動は電気に比べるとかなり大きく、6年の間に400~600円/立方メートルとかなり差があります。その平均を取って500円/立方メートルで、年間210立方メートルの使用量が減ると、1年間に105000円。6年で630000円節約になります。これを電気と合わせると6年間で約113万円も得したことになります。知らない間に、結構、得をしていたんですね!
そして最後は、土壁効果。
こちらは、3年前まで詳細な報告をしていましたので、その後の経過報告とします。3年前の報告と大きな変化はなく、冬は暖かく、夏も比較的涼しく過ごしています。夏、土蔵のように閉め切って外気と遮断されていれば、ひんやりするくらい涼しいのですが、現実には生活しなければならず、外気との交流により暑くなります。しかし、取りあえず扇風機で過ごせています。これまでの6年間、扇風機だけで大丈夫でしたから、これからも恐らく大丈夫でしょう!!冬はまったく問題ないです。囲炉裏かファンヒーターの熱源は必要ですが、保温力はかなりありますので、寒いなと感じる程ではなく、また、窓に結露をすることも無いので、適度の湿度を保っています。
久しぶりに我が家のエコなデータを調べてみましたが、結構、地球環境に協力してるんじゃないかな?と感じたしだいです。
皆さんの新築やリフォームの計画の際に、お声をかけていただければ、いろんなアドバイスができると思いますのでよろしくお願いいたします。ただし、私自身はあと10日ほど、家でゆっくりしていなければなりません。皆様もお体にはくれぐれも気を付けてください。